「∗atelier eni∗ 2周年」
― 3年目の「あた-らしさ」 ―
2024年から、
∗atelier eni∗としての活動が始まりました。
1年目は、
とにかく走り続けていたように思います。
マルシェを主軸に、
あちこちへ出店し、
目の前にある出逢いを、
ひとつずつ拾い集める日々。
現代に生まれた原始人みたいだな、と
自分で思うこともありました。
2年目は、
少しだけ景色が変わりました。
不慣れで苦手なパソコンと向き合いながら、
もう少し遠くの誰かにも届けられるようにと、
サイトを立ち上げました。
その中で始めたブログ。
物語を書くように言葉を綴りながら、
閉じ込めてきた過去や傷と向き合い、
自分自身や
∗atelier eni∗というブランドを、
ゆっくり見つめ直す時間にもなりました。
振り返ってみると、
どこかキセキの連なりのような時間で、
気づけば今もまだ、
物語を描き続けています。
きっと少し先の未来から見れば、
平凡でありふれた日常なのかもしれません。
それでも私は、
その日常の中にある小さな魔法を見つけては、
物語として紡いでいきたいと思っています。
そして今日から、
∗atelier eni∗は3年目を歩き始めます。
少し前から、
「自分らしさ」という言葉を、
よく耳にするようになりました。
そんな今だからこそ、
∗atelier eni∗にとっての「らしさ」って、
なんだろう…。
そうしてたどり着いた言葉が、
「あた-らしさ」。
新しくしようとして
生まれるものではなく、
らしく在ることで、
時間の中からにじんでくる新しさ。
無理に変わろうとしなくても、
らしく歩き続けていたら、
気づけば見たことのない景色に立っていた。
そんな感覚です。
「普通」というものさしを少し横に置いてみると、
昨日まで当たり前だった景色が、
少し違って見えることがあります。
変わろうと力を入れたわけでもない。
ただ、
積み重ねてきた時間が、
少しずつ私を違う場所へ運んでくれた。
その変化を、
私は「あた-らしさ」と呼びたくなりました。
今年は、
私自身の暮らしも少しずつ変わっていきます。
コビトさんたちの世界が広がり、
それぞれに大切な時間や景色が増えていく。
今までのように、
マルシェへ走り続けることは
少しずつ減っていくかもしれません。
でも、
それは止まることではありません。
育っていく変化。
動けなくなるのではなく、
動き方が変わっていく。
走る時間が少し減るからこそ、
見えてくる景色もあるような気がしています。
立ち止まった場所だからこそ見える光や、
ゆっくりだからこそ出会える人も、
きっといるのだと思います。
届け方も、
少しずつ変わっていきます。
季節の草花は、
その季節のまま届けられるように。
その時にしか出会えない色や空気を、
そのまま作品に閉じ込めながら。
マルシェでも、
個展でもない。
まだ名前のない形も、
少しずつ育てていけたらと思っています。
発信もまた、
少し変わっていくかもしれません。
ブログは、
物語だけではなく、
今この瞬間のリアルも綴っていく場所へ。
Instagramでは、
写真やリールだからこそ伝えられる空気を。
そしてブログでは、
写真だけでは残せない想いや、
”言の葉”だからこそ届けられる景色を、
これからも大切に育てていきたいと思っています。
ブログを始めて半年ほど。
お知らせも含めると、
180記事ほど積み重ねてきました。
ここからは、
少しだけ更新のペースがゆっくりになるかもしれません。
でも、
その分ひとつひとつの言葉を、
より丁寧に置いていけたらと思っています。
変わろうとしなくても、
”らしく”生きていたら、
新しい景色に立っていた。
作ろうとした新しさではなく、
歩いてきた時間の中から
自然とにじみ出てくるもの。
それがきっと、
3年目の∗atelier eni∗らしさ。
無理に新しくならなくてもいい。
でも、
同じ場所にいるわけでもない。
らしさが育つことで、
自然と生まれてくる新しさを大切にしながら…。
3年目も、らしく。
そして、あた-らしく。


