「まだ地図にない場所」
― いつかココで逢えますように。―

先日、
コビトさんたちと一緒に、
キンコン西野亮廣さんのお金の学校へ行ってきました。
会場は、
河口湖 音楽と森の美術館。
世界観のある、
とても素敵な空間でした。
お金の学校では、
子どもたちにも分かりやすく、
そして大人にとっても学びになるお話を聞くことができました。
学校では教えてくれない、
「お金」のこと。
コビトさんたちの視点が少しずつ変わっていく姿が、
とても印象的でした。
親から伝えられることには限りがあります。
親だからこそ、
届ききらないこともあります。
だからこそ、
たくさんの大人と出会い、
いろいろな価値観や考え方に触れること。
その積み重ねが、
子どもたちの世界を広げていくのだと、
改めて感じました。
以前、blogでも、
コビトさんたちのお店「ikoyo」のことを書かせていただきました。
自分で考え、
自分で作り、
自分の手で誰かへ届けること。
今回のお話は、
その経験ともどこか深く繋がっていて、
たくさんの気づきをいただきました。
そして、
この日もうひとつ、
私の心を揺らしたものがありました。
音楽と森の美術館に響いていた、
オルゴールの音です。
昔から、
オルゴールが好きでした。
その音を聴いていると、
子どもの頃の景色が、
少しずつ重なってきます。
小さなログハウスで過ごした時間。
夢中でクロスステッチをしていた頃。
何度もページをめくった、
フラワーフェアリーズの世界。
今の私へと繋がる原点が、
静かに目を覚ましていくようでした。
目の前にある景色と、
ずっと心の中にあった景色が、
少しずつ重なっていく。
そんな不思議な感覚でした。
私は今、
立体刺繍の作家として活動しています。
草花を咲かせることが、
私の仕事です。
でも本当は、
草花だけを咲かせたいわけではありません。
その先にある景色を、
ずっと見てみたいと思っています。
子どもたちが、
自由に表現できる場所。
自分で作ったものを、
自分の手で誰かへ届けられる場所。
学校ではなかなか経験できない学びが、
自然と生まれる場所。
毎日頑張る人たちが、
少しだけ心を温められる場所。
ものづくりをする人たちが、
安心して挑戦できる場所。
そんな景色に、
私はひとつ、
名前を付けています。
「eni ∗ village」
まだ地図には載っていない、
どこにも存在しない場所。
でも、
刺繍をしている時間、
私はよくその景色を妄想しています。
∗atelier eni∗のお店があって。
その周りでは、
挑戦してみたい人が、
小さなお店をひらいていたり、
作品を展示していたり。
庭では季節ごとにマルシェが開かれ、
農家さんの規格外野菜が並び、
子どもたちが自分の作品を販売し、
作家さんたちが笑いながら制作をしている。
無名でも、
想いを込めたアートを表現できる。
学校でうまくいかなくても、
「君はこれが得意なんだね。」
そう言ってもらえる場所がある。
「ちょっとやってみようかな。」
そんな小さな一歩が、
自然と生まれていく。
誰かが誰かを変える場所ではなく。
誰かが答えを渡す場所でもなく。
それぞれが、
自分の中にある花を咲かせ、
その景色を持ち寄れる場所。
そんな景色を思い浮かべながら、
今日も私は、
ひと針ひと針、
草花を咲かせています。
昔の私なら、
こんな夢を人に話すことは、
きっとできませんでした。
心の中で大切に育てながら、
誰にも見せずにいたと思います。
でも、
コビトさんに向けられた、
「夢はなに?」
という問いは、
不思議と私の心にも届いていました。
だから少しだけ勇気を出して、
言葉にしてみました。
すると、
たくさんのコメントや、
温かなメッセージをいただきました。
夢は、
叶ってから語るものではなく。
誰かと繋がるために、
言葉になることもある。
そんなことを、
皆さんから教えていただいた気がしています。
そして気が付けば、
今、私のまわりには、
たくさんの「誕生」があります。
身近に新しい命の誕生があり、
大切な人たちのは6月生まればかり、
そして、
∗atelier eni∗の誕生日も。
不思議と私にとって6月は、
何かが終わり、
また何かが始まる季節でもあります。
そんな節目の新月の日。
私の中でも、
また何かが静かに生まれたような気がしました。
大きく何かが変わったわけではありません。
でも、
昨日までとは少し違う景色を見ながら、
新しい一歩を歩き始めたような。
そんな、
静かな「はじまり」。
夢は、
まだ夢のままです。
「eni ∗ village」も、
まだどこにもありません。
でも、
草花も最初は小さな芽。
ひと針ずつ重ねて、
少しずつ咲いていきます。
だから、
この景色もきっと同じ。
ご縁を結びながら、
ひとつずつ。
焦らず、
でも止まらず。
いつか、
「eni ∗ village」で
みなさんにお逢いできる日を妄想しながら…。
今日もまた、
草花を咲かせていこうと思います。

西野亮廣さんと記念写真!!
∗atelier eni 166∗
﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍
立体手刺繍アクセサリー
atelier eni の作品は
オンラインショップでもご覧いただけます。
刺繍から生まれた草花たちを
お届けしていますꕤ

