「peni monogatari― ふたつの物語が重なる場所 ―」
― 違うからこそ、生まれるひとつの世界。―

3度目となる二人展。
“peni monogatari“
無事に、物語のページを閉じることができました。
お足元の悪い中、
会場まで足を運んでくださった皆さま。
想いを寄せてくださった皆さま。
本当にありがとうございました。
今回のテーマは、
「物語」。
けれど実は、
私たち自身も当日まで、
どんな物語になるのか分からないままでした。
針を持ち、
筆を持つ。
表現も、色も、空気も、
驚くほど違います。
粒を積み重ねるように。
波が広がるように。
正反対だからこそ、
お互いにないものを持っていて、
その違いをそのまま持ち寄ることで、
初めて生まれる景色があります。
それが、
二人展 peni展。

作品を並べるたび、
「やっぱり今回も、ひとつになる。」
そう感じます。
一人では生まれない、
空気や余白、
そしてハーモニー。
二人だからこそ生まれる世界があります。
今回のテーマは、
「波と粒」。
正反対のようでいて、
本当は同じ世界を表しているもの。
そんなテーマは、
どこか私たち自身とも重なっていました。
海から始まり、
会場を巡るごとに景色が移り変わり、
最後は虹へ…。

海から空へ。
波から光へ。
ひとつの景色が、
次の景色へとつながっていくような、
そんなレイアウトになりました。
当日は、
台風前の不安定な雨。
嵐のような雨が降る瞬間があったり。
しとしとと静かに降る、
やわらかな雨に包まれたり。
神秘的な霧が景色を覆ったかと思えば、
今にも虹が架かりそうなほど、
ふっと晴れ間がのぞく時間もありました。
刻一刻と表情を変えていく空。
窓の外に広がるその景色は、
まるでこの物語のために用意された舞台のよう。
海から始まり、
最後は虹へと続く展示の流れに、
空までもがそっと寄り添ってくれているような一日でした。
雨があったからこそ、
海から始まる物語にも、
最後に待つ虹にも、
より深い意味が宿ったように感じています。

2026年6月26日。
∗atelier eni∗が活動を始めて、
ちょうど2年となる日。
そんな節目の日に、
皆さまと同じ時間を過ごし、
同じ物語の中にいられたこと。
そして、
3年目の最初のページを
peni monogatariで開くことができたことを、
とても幸せに思います。
今年のテーマは、
「あた-らしさ」。
何かを無理に変えることではなく、
らしく在ることで、
まだ見たことのない景色が生まれていくこと。
二人展で体育館を貸し切るという挑戦も、
きっとそんな「あた-らしさ」のひとつ。
他ではやらない二人展のカタチ。
私たちらしい物語を重ねた先に、
また少しだけ
新しい景色を見ることができた気がしています。
今回綴った物語は、
私たち二人だけのものではありません。
足を運んでくださった皆さま。
作品を見つめ、感じ、
それぞれの物語を重ねてくださった皆さま。
そのおひとりおひとりがいてくださったからこそ、
この物語は完成しました。
物語はきっと、
これからも皆さまの中で、
それぞれの色をまといながら続いていくのだと思います。
ご一緒してくださった
ニャームルクロッペ様。
そして、
この物語を一緒に綴ってくださった皆さま。
本当にありがとうございました。

2人でいると、いつも笑っちゃう。
nyahmullkroppe×∗atelier eni∗
∗atelier eni 168∗
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