「立体刺繍アクセサリーって?」
― ∗atelier eni∗のものづくりの話 ―

∗atelier eni∗では、
糸と布だけではなく、
ワイヤーを縫い込みながら
カタチを仕立てています。
刺繍でありながら、
平面にとどまらず、
空気を含むように浮かび上がるカタチ。
それが、
∗atelier eni∗の立体刺繍です。

ワイヤーワーク中。
一般的な刺繍は、
布の上に模様を描くように仕立てていきます。
けれど、立体刺繍は、
芯となるワイヤーを忍ばせることで、
形そのものをつくることができます。
花びらを立ち上げたり、
角度をつけたり。
ほんの少しの動きで、
表情がやわらかく変わっていく。
見る角度によっても、
違った印象を見せてくれるのが、
この技法の魅力です。
∗atelier eni∗の作品は、
すべて手刺繍で仕立てています。
ひと針ずつ、
糸を重ねながら。
その時の手の動きや、
わずかな力加減によって、
カタチやニュアンスは少しずつ変わっていきます。
同じ図案から生まれても、
同じ表情のものはひとつとしてありません。
それぞれが、
その時にしか生まれないカタチ。
だからこそ、
どの作品も一点ものとして
仕立てています。

立体刺繍の魅力は、
カタチだけではありません。
光を受けたときに生まれる、影。
透け感のある素材や、
繊細な糸の重なりによって、
影までもがモチーフの一部になります。
光の中では軽やかに。
やわらかな灯りの中では、少しだけ深く。
その移ろいも含めて、
ひとつの草花として在る存在です。

また、∗atelier eni∗の草花は、
少しずつカタチを動かすことができます。
花びらを閉じれば、蕾のように。
広げれば、満開のように。
その日の気分や装いに合わせて、
咲き方を変えていくことも、
楽しみのひとつです。

完成されたカタチを保つものではなく、
手にした方の中で、
少しずつ表情が変わっていくもの。
そんな在り方も、
この立体刺繍の特徴だと感じています。
特別な日のためだけではなく、
日常の中にも…。
ふとした瞬間に、
そっと気持ちがほどけるような存在として。
身につけることで、
ほんの少し、
見える景色が変わるような感覚。
立体刺繍は、
アクセサリーでありながら、
それ以上の何かを宿しているのかもしれません。
もしどこかで、
ふと心が動く作品に出逢えたなら。
それが、
あなたの物語の中で、
静かに咲き続けていきますように…。

∗atelier eni 151∗
﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍
立体手刺繍アクセサリー
atelier eni の作品は
オンラインショップでもご覧いただけます。
刺繍から生まれた草花たちを
お届けしていますꕤ
