「コビトさんの小さなお店」 | ∗atelier eni∗

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「コビトさんの小さなお店」

ikoyo 8マルシェ出店 作品

先日、
コビトさんたちのお店「ikoyo」が、
8マルシェに参加させていただきました。

これまで親子でマルシェに参加することは何度もありました。
コビトさんたちだけでお店を切り盛りすることも、
実は珍しいことではありません。

けれど今回は、少し特別。

「コビトさんたちのお店」として、
コビトさんが声をかけていただいたのです。

それがとても嬉しくて、
少し誇らしくて。

今日は、
そんなコビトさんたちのお店のお話です。

学校では教えてくれないことがあります。

もちろん、
国語も算数も理科も社会も大切です。

漢字が書けること。
計算ができること。
文章が読めること。
集団の中で上手に振る舞うこと。

どれも生きていくための大切な力です。

けれど、それと同じくらい大切なことを、
私は子どもたちと一緒に
マルシェを通して学んできました。

お金をいただくということ。
誰かの役に立つということ。
人と人が繋がるということ。
感謝を伝えるということ。

そんな、
テストには出ないけれど、
生きていく中で大切なことたちです。

作るもの。
作り方。
金額。
ディスプレイ。
ラッピング。
チラシ作り。
Instagramでの告知。

そのほとんどを、
自分たちで考えて決めてやってみています。

私は、
コビトさんたちが何をどうやって作っているのか、
実はあまり知りません。

「こんなの作ってみたい。」
そんなところから始まり、
試してみて、
失敗して、
またやってみる。

その繰り返しの中から、
それぞれの作品が生まれています。

私の∗atelier eni∗もおんなじ。

時々相談を受けることはありますが、
基本的には本人たちに任せています。
「あなたの正解を探してみよう。」
私には、そんなアドバイスしかできません。
だって私自身がそうなのですから。

だから私も、
お客様と同じように完成を楽しみにしているひとりです。

お店をやってみると、
不思議とものの見え方が変わります。

お店に行けば、
ディスプレイの工夫に目が向く。
マルシェに行けば、
価格設定が気になる。
おもちゃ屋さんに行けば、
POPの書き方に目が留まる。
一枚の写真や絵からも、
「どうやって伝えているんだろう」と学び始める。
何かを見るだけで
どんな風に作られているのか気になってしまう。

今まで見ていた景色が、
少しずつ違って見えるようになるのです。

そして、それはお小遣いにも繋がります。
次の制作のための材料費にも繋がります。

材料を選び、購入することも、
自分たちで経験してもらっています。

最近では、
撮影やInstagramでの発信にも興味が出てきたようで、
「どうしたら見てもらえるかな」
と考える姿も見られるようになりました。

私の方が、負けないようにと
必死なほどです。笑

マルシェの魅力は、
作品を届けることだけではありません。

そこには、
たくさんの人との出会いがあります。

お客様との会話。
出店者さんとの交流。
スタッフの皆さんとの関わり。

そのひとつひとつの中で、
子どもたちは少しずつ成長していきます。

自分の思いを伝えること。
相手の話を聞くこと。
ありがとうを伝えること。
困ったときに助けを求めること。
そして、誰かの力になること。

そうした経験は、
作品作りだけでは得られない大切な学びです。

人との関わりの中で育つ力がある。

今回のマルシェを見ながら、
そんなことを改めて感じました。

マルシェ出店のたびに
私がとても有り難いなと感じること。
それは、
たくさんの方がコビトさんたちに関わってくださること。

スタッフの皆さまが
声をかけてくださったり、
見守ってくださったり、
時には一緒に考えてくださったり。

出店者の皆さまも、
自然に会話をしてくださったり、
応援してくださったり。

また、
計算が得意なお友達がお会計を担当したり、
人と話すことが得意なお友達が呼び込みを手伝ったり。

得意なことは人それぞれ。
だからこそ、
お互いの力を借りながら、
ひとつのお店を作り上げていきます。

コビトさんたちの作る世界は、
大人が学ぶべきことも多くあります。
囚われることを知らない小さな世界は、
本当は深く広い世界のように感じるのです。

子どもたちは、
作品を作ること以上に、
人と関わること。
助けてもらうこと。
誰かを応援すること。
一緒に何かを作り上げること。
そんなことを学んでいるのだなと感じました。

今回のマルシェで得た一番大きな学びは、
人との繋がりだったのかもしれません。

先日の8マルシェも、
無事に終えることができました。

足を止めてくださった皆さま。
作品をお迎えくださった皆さま。
声をかけてくださった皆さま。そして、
コビトさんたちを見守り、
応援してくださったスタッフ・出店者の皆さま。

本当にありがとうございました。

売れたこと。
売れなかったこと。
うまくいったこと。
思うようにいかなかったこと。

その全部が、
きっと次へ繋がる経験になります。

学校も大切。

でも、
学校だけでは出会えない学びもある。

どちらが正しいという話ではなく、
その両方があることが
素敵なことだなと思うのです。

そんなことを感じながら、
私はコビトさんたちの挑戦を見守っています。

小さなお店の向こう側には、
売上だけでは測れない、
たくさんの学びと成長がありました。

そしてそのどれもが、
関わってくださった皆さまとのご縁の中で育まれたものだったように思います。

コビトさんたちの物語は、
まだまだ続いていきます。

ikoyo 8マルシェ出店 店頭

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