「時間をかけて、咲くもの」
― ひと針ずつ、流れていく時間の中で―
すぐに手に入るものが、
当たり前のように増えていく中で、
時間をかけて生まれるものは、
どこか遠回りのように感じられることがあります。
けれど、
∗atelier eni∗の草花は、
その遠回りのような時間の中でしか、
咲くことのできないもの。
針を持ち、
糸をすくい、
ひと針ずつ進めていく…。
それは、途方もない時間をかけ、
想いを重ね
咲き誇る草花。
一度に咲かせることはできなくて、
急ぐこともできなくて。
そのときの手の動きや、
選び取る色や、
流れていく糸の動きの中で、
ようやくひとつの草花が、
静かに咲いていきます。
そしてその時間は、
特別なものだけでできているわけではなくて。
暮らしの中にある、
ほんのわずかな時間の積み重ね。
やるべきことや、
日々の役割がある中で、
ふと見つけた、
隙間のような時間に針を持つこともあります。
流れる時間の中に、
そっと差し込むようにして、
草花は咲いていきます。
時間をかけるということは、
ただ遅いということではなくて、
その時間ごと重なっていくということ。
想いも、
迷いも、
そのときの空気さえも。
目には見えないものが、
ひと針の中に、
静かに重なっていきます。
だからこそ、
ひとつとして同じものはなく、
それぞれの時間と想いを纏った草花になります。
時間をかけて生まれたものには、
その時間の中で育まれてきたものがあります。
ひと針ずつ、
静かに紡がれてきた時間。
その流れの中で、
カタチになっていった草花たち。
カタチの奥にある時間にも、
そっと触れられるような、
∗atelier eni∗の草花。
目に見えるものだけではなく、
その中に宿っているものに、
静かに心が動く瞬間があります。
そして、
その草花にぴったりの方と、
ふと惹き合うように巡り合う。
理由ではなく、
感覚のままに手に取る、その瞬間。
それはきっと、
どこかで結ばれていたものが、
そっとひとつになるような時間。
小さな「仕合わせ(しあわせ)」が、
静かに咲く瞬間。
それが、
私にとっての幸せです。
どの花も、
誰かと比べるために咲いているのではなく、
それぞれが、
そのままで美しいもの。
ひとつとして同じものはなく、
それぞれに咲き方があります。
そんな草花を、
ひとつひとつ、
丁寧に咲かせています。
その中で、
たったひとつ、
あなたにとっての花と出会っていただけたなら…。
それが、
∗atelier eni∗として
お届けしたい時間です。

∗atelier eni 156∗
﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍
立体手刺繍アクセサリー
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刺繍から生まれた草花たちを
お届けしていますꕤ

