「自分に戻る時間」
― ∗atelier eni∗的ヒーリング ―
ある方が、
∗atelier eni∗の草花を見て、
「これは、ヒーリングアートだね」と
おっしゃいました。
その言葉が、
どこか心に残っていて…。
“ヒーリング”
最近、よく聞く言葉のような気がします。
癒しの音楽や、自然、香り。
やわらかくて、優しい響き。
けれど私は、
∗atelier eni∗に向けられたその言葉を
自分の中でうまく扱いきれていませんでした。
ヒーリングという言葉には、
元に戻ること、整うことの意味があります。
私にとってのヒーリングは、
刺繍をすること。
モヤモヤしたときに、
針と糸を手に取り、ひと針ずつ進めていく。
無心で、夢中で、
草花を咲かせていく時間は、
どこか、デトックスのようにさえ感じています。
自分の中に溜まっていたものが、アイディアへとカタチを変え、
針のリズムに合わせて呼吸が整って、
没頭することで余計な力が抜け、
ただ目の前のことに集中する時間によって、
頭の中も整い、
草花の美しさにふと心が軽くなる。
着実に時を重ねて、
想いを重ねながら、
糸を重ねていく。
そのひと針ひと針が、
目には見えない部分まで整えていくようで、
気づけば、
自分の輪郭がやわらかく戻っているような感覚になることがあります。
刺繍糸を選びとるとき、
その瞬間にしっくりくる色味を選び取り、
静かに色を重ねていく。
正解があるわけではなく、
ただ、そのときに馴染むものを
すくい上げていくような感覚。
そうして、
私がヒーリングされて整っていく刺繍から生まれた草花は、
もしかしたら、
そんなヒーリングの空気を纏っているのかもしれません。
ほんの少しだけ、
いつもの毎日に彩りを添えること。
何かを与えようとするわけではなく、
何かを変えようとするわけでもなく。
いくつもの役割を担っているあなたにこそ、
その役割を一度そっと脱いで、
ありのままのあなたで選び取ってほしい。
好きなカタチに、
自由に咲かせてほしい。
正しくあろうとしなくていい。
うまく整えようとしなくていい。
ただ、
心が少しでも動いたものを、そのまま手に取るように。
その瞬間、
ほんの少しでも
自分に戻れるような時間の中に、
∗atelier eni∗の草花があればと、思っています。
ありのままのあなただからこそ似合う、
草花アクセサリーが、
∗atelier eni∗の世界には咲いています。

∗atelier eni 155∗
﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍
立体手刺繍アクセサリー
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刺繍から生まれた草花たちを
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