「二輪の花」
― 闇の裏側で、光が芽吹く―
静まりのあとで
闇の花が散ったあと、
世界は静まり返っていました。
空気の奥で、
灰のような香りが
かすかに残っていました。
それは終わりではなく、
ひとつの輪が閉じる音でした。
光と闇のあいだで
光と闇。
どちらが欠けても、
世界は息をしない。
そしてその両方の間で、
新しい何かが、
そっと息づきはじめていました。
巡り着いた場所
春に蒔いた種。
あの小さな縁が、
嵐と闇をくぐり抜けて、
ようやく静かな場所に辿り着きました。
それは、
∗atelier eni∗ の花。
抱いたまま、咲く
闇の花のように抗わず、
光の花のように求めず、
ただ、
在ることで世界とつながっていました。
闇の記憶を根に、
光の記憶を花びらに。
そのどちらもを抱いて咲く、
表裏一体の花。
芽吹きの兆し
喜びと痛み、
希望と絶望、
どちらもあって初めて
「生」になる。
風が少しやわらぎ、
土の香りがふわりと漂う。
見えない場所で伸びた根から、
そっと地表に
小さな芽が顔を出しました。
闇の花が残した土の上で、
縁の花、
そして eni の花が芽吹きました。
それは、
静かに満ちていきます——
そんな秋のはじまりの気配でした。
この小さな花たちは、
あなたのもとへと旅立つ準備をはじめています。
∗atelier eni∗ のオンラインショップに、
そっと扉をひらきました。
光と影のあいだで生まれた花たちが、
あなたの日常のどこかに、
静かに根を下ろせますように…

ハートの様なリーフが特徴のユーカリの葉をモチーフにした、黄色と青のhitohira…。
∗atelier eni 89∗

