「024(エニシ)」
― 縁が導く、光のつづき―
はじまりの扉
はじまりの日から、
気づけばいくつもの扉を開いてきました。
マルシェ、個展、
そしてたくさんのご縁。
そのひとつひとつが、
∗atelier eni∗の物語を
静かに導いてくれました。
歩いて振り返ると、
まるで
見えない地図の上をなぞってきたような、
そんな不思議な確かさがあります。
導かれる数字
「024」という数字には、
ふしぎなほど“導き”の気配があります。
それは占いではなく、ただの迷信でもなく、
人と人、出来事と出来事のあいだに
そっと置かれた“見えない手”のようなもの。
誰かが押してくれるわけでも、
引き寄せようと努力したわけでもないのに、
気づけば次の扉の前に立っている。
それは、
「ここでいいよ」と
背中を支えてくれる、やさしい流れ。
私にとって24は
“縁(えにし)”
“見えない誰かの守り”
“偶然のようで必然の出会い”
を象徴する数字。
私の道のりを振り返っても、
その言葉に不思議なほど静かに重なっていきます。
出会ってくれた人、
別れてしまった人、
すれ違っただけの人。
そのすべてが、
私を次の季節へ送り出す
“見えない加護”のようでした。
24は、
愛情やご縁の気配がそっと寄り添う数字。
その流れの上で、
∗atelier eni∗ の物語はつながり、
光へと続いているのだと思います。
めぐりの数字
24という数字は、
昼と夜、月の満ち欠け、季節の循環……
1日は24時間。
世界が静かに呼吸する
“めぐり”のリズムを表す数。
同じように巡り、行き来し、
また還ってくる。
だから24は、
つながりが円になる数字。
ひとつの光が、
また別の光へと受け継がれていく数字。
Instagramを始めたのも、2024.2.4。
その数字の並びに気づいたとき、
胸の奥でそっと光が揺れました。
まるで“ここだよ”と
教えてくれるように…
縁が息づく世界
この“024”は、
私にとって「縁(えにし)」そのもの。
人と人、想いと想いをつなぐ、
目には見えないけれど、
確かに息づく絆のしるしです。
そして、
この道のりはいつも
“キセキ”の連なりでした。
出逢いも、出来事も、言葉も、
すべてが小さな奇跡の粒となって、
私の手のひらに降り積もっていったのです。
巡り合わせとは、
偶然のふりをした必然なのかもしれません。
光が集まる方へ、
そっと導かれているような感覚…
光と影が息づくアトリエ
∗atelier eni∗という小さな世界は、
今も静かに呼吸をしています。
光と影のあいだで芽吹き、
ご縁という風に揺れながら、
新しい形へと少しずつ姿を変えていく。
ここに綴る言葉も、
その鼓動のひとつ。
糸のように結ばれ、光のように広がり、
まだ見ぬ誰かの心に、そっと触れていきます。
花が咲くのに理由がいらないように、
言葉にもまた、理由のいらない瞬間があります。
ただ、心が動いた方へ手を伸ばすだけ。
ただ、その“揺らぎ”に従うだけ。
縁と光の息づく場所で
“えにし”という名に導かれ、
∗atelier eni∗の物語は、
今日もここで息づいています。
巡りゆく時間の中で、
あなたと私の物語が
どこかでそっと触れ合うのなら、
それもまた、ひとつの縁のめぐり…
このページをめくるたび、
あなたの中にも、
小さな光がそっと灯りますように…

アシンメトリーな”eni no hana”
花言葉は「キセキ」
∗atelier eni 24∗

