「刺繍の時間」
― 自分に還る、静かなひととき―
ご褒美のひと針
時間に追われ、
消費するような、消耗する様な日々の中でも、
針を持つと世界がふっと柔らかく広がります。
誰かを思いながら糸を通し、
自分自身と向き合うそのひとときは、
私にとって小さな“ご褒美タイム”。
瞑想は少し苦手な私でも、
針と糸を手にする時間は、
心をそっと満たす静かな魔法のようです。
静寂のデトックス
布と糸に触れるたび、
頭の中のざわめきは静まり、
日常の迷いもふんわりと解けていきます。
針先のリズムに身をゆだねる時間は、
心の奥をやさしく洗い流す、
穏やかなデトックス。
閉じ込めていた感覚が
静かに息を吹き返し、
柔らかく自由に流れ、
本来の自分に還っていく感覚。
手仕事という小さな儀式の中で、
光を受けてそっと揺れる糸や
布の息づきを感じながら、
心はゆっくり満たされていきます。
それは、まるで
私なりの瞑想のカタチ。
ひと針に宿る想い
ひと針ひと針には、
ただの技術ではなく、想いや記憶、
感謝や祈りが宿ります。
触れる方の手元で新しい物語を生み、
喜びや感謝の形として
届けられることを願いながら…
今日も針を進めます。
私のご褒美タイムの手仕事が、
あなたに届く
“ご褒美の花”になりますように——。

∗atelier eni 13∗

