「かぞくのカタチ」
― 想いで咲く、小さな庭―
4人で手を取り合い
私たちの暮らしは、
少し不器用で、
でも…とても愛おしい。
支え合いながら、
時に立ち止まり、
また笑い合って進んでいく。
そんな
“4人で手を取り合う”ような日々を、
私は大切にしています。
私はひとり親として、
3人のコビトさんたちと暮らしています。
完璧じゃないけれど、
足りないところを互いに埋め合いながら、
小さな幸せを積み重ねていく。
その日々は、
静かに息づく祈りのようでもあります。
それぞれの色で咲く
この家には、
いろんな種類の花が咲いています。
まっすぐに陽を見上げる花、
木陰で静かに香る花、
風のままに踊る花、
そして、
夜の光にだけ咲く花。
どの花も違うけれど、
どの花にも確かな命の色があり、
4つの花が寄り添うように咲くこの庭が、
私にとって
“かぞく”という小さな宇宙です。
新しい家族の庭
“家族”という言葉の形にとらわれず、
想いで結ばれた関係が根を張り、
花を咲かせていく。
それぞれの違いが調和し、
寄り添いながら生きること。
それが、
私の思う“家族のカタチ”です。
言葉を超えたつながり
そしてもうひとつ――
血のつながりではないけれど、
心の深いところで寄り添ってくれる
大切な人たちがいます。
彼らはまるで、
この庭にそっと水を注ぐように、
私たちの暮らしに
優しい光を落としてくれるのです。
その存在があるからこそ、
この“かぞくのカタチ”は、
今日も穏やかに息づいています。
想いで咲く、小さな庭
完璧じゃなくていい。
不揃いでも、
まっすぐでなくても、
そこに想いがあれば、
ちゃんと咲いていける。
たくさんの色と形が寄り添うこの庭で、
私は今日も、
光と影のあいだに咲く
小さな幸せを見つけています。

コビトさんたちが、もっと小さかった頃…
想い想いにどんぐりで作った製作。
∗atelier eni 30∗

